やっかいな坐骨神経痛。その原因は?
こんにちは。
はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。
今日は「坐骨神経痛」について。
まず、坐骨神経痛とはどんなものなのか?
「お尻から足の後ろ側にかけての痛みやしびれ、マヒなどの症状」です。
なんらかの原因で坐骨神経が圧迫されたりして起きます。
原因としてはいろいろ挙げられるのですが
有名なところで言うと椎間板ヘルニアです。
他には脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、梨状筋症候群などです。
当院にも、腰痛を我慢して我慢して、シビレまで出てしまって
ようやく受診される方が結構いらっしゃいます。
実は腰痛が出た時点でかなり状態は進んでしまってるんですけどね(-_-;)
で、こういう方の場合、
①すでに他の整骨院や整体院を受診している。
②すでに整形外科を受診している。
③両方受診している。
ということがほとんどです。
全く初めてという方は稀です。
強いて言うなら整形外科
【①の場合】
「腰から来ている」と言われていて、腰から足にかけてマッサージなどの施術を受けられています。しかし、「施術を受けた時は少し和らぐけれども結局は症状が再発してしまう」ということを繰り返して、イヤになってしまい他の治療院を受診する、これを繰り返しているうちに当院にたどり着いた、という方が多いですね。
【②の場合】
整形外科の場合、必ずレントゲンを撮ります。坐骨神経痛が出るほど長期間悩まされている場合でも「特に異常はありません」と言われることが多くあります。あるいは、椎間板にも多少の変性などが認められることがあります。この変性があると「ヘルニアの気がある」みたいなことを言われますが、ほとんどの場合は痛み止めや湿布の処方で様子を見ることになります。日常生活ができていれば基本的に症状があっても経過観察です。
【③の場合】
③の方は、①も②も経験されて「どうしていいかわからない。」「どこでもいいから私の症状を何とかしてくれるところはないか?」ということでウィンドウショッピング的に当院にたどり着いた方が③の方です。
私がお力になりたいのは、①、②の方はもちろんですが、特に③のようにお困りの方のお力になりたいと思っています。
話を戻します。
坐骨神経痛になってしまったらどうすればいいのか?ということです。
まずは坐骨神経痛の原因です。
それは、何らかの原因で坐骨神経が圧迫されているからです。
神経が圧迫されることで痛く感じたり、痺れたりするわけです。
そして、坐骨神経を圧迫しているもの。ほとんどの場合、それは「筋肉」です。
神経は体中に張り巡らされています。その通り道が非常に重要なのですが
坐骨神経は、骨盤からお尻側(後ろ側)に出た後、筋肉と筋肉の間を通って、枝分かれを繰り返しながら指先まで細かく張り巡らされます。
腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症など、脊柱管(背骨の中の神経が通る道)の変形などで神経が圧迫されない限り、神経は筋肉に圧迫されます。
正常な状態であれば、筋肉は柔軟性のあるものなので、神経が筋肉に挟まれても何ともないのですが、この筋肉が硬かったらどうでしょうか?
肩こりがひどい人の肩の筋肉ってガッチガチですよね?
マッサージ屋さんなんかで
「鉄板入ってるみたいですね!」
なんて言われているシチュエーションは想像できますよね?
さあ、これが坐骨神経の通り道で起こったらどうでしょうか?
ガッチガチの鉄板に挟まれる神経・・・
そりゃあ痺れもしますよ。
「神経の通り道の筋肉が硬くなっているから痺れるんですよ!」
「だからこの筋肉をほぐしましょうね!」
そこら辺の整骨院や治療院はここまでです。
当然、当院はこれでは終わりません。
では、「なぜ、筋肉は硬くなるのか?」
ここが大事なところですよね?
筋肉が硬くなるのは、基本的に「使いすぎ」が原因です。
そして、この使いすぎを引き起こすのが姿勢の歪みです。
細かく言うと、「前傾姿勢」です。
前傾姿勢とは、まっすぐ立っているつもりでも、実際には少し前に傾いているような状態です。
前傾姿勢だと、放っておくと体が前のめりに倒れてしまいます。
そうならないように体の後面の筋肉が一生懸命頑張って、引っ張って身体を支えてるんです。
後面でも、特に下半身は上半身の重さも支えないといけないので
より大きな負担がかかります。
普段の姿勢が前傾姿勢ということは、立っているときはずーーーーーーーーーっと下半身の後面の筋肉は働き続けているんです。体を支えるために。
これが、筋肉を「使いすぎる」原因です。
姿勢が歪んでなければ、よほどのことがない限りは筋肉を使いすぎるということはありません。
なぜなら、負担が他の筋肉にも分散されるので夜寝ることで回復するからです。
でも回復が追い付かないのは、一部の筋肉に負担が集中してしまって、ガチガチに硬くなるからです。
これは普通の腰痛や肩こりにも言えることです。
大体の体の不調は同じように起きます。
ただ、個人によって負担がかかっている場所が違うだけです。
現在、坐骨神経痛でお悩みの方は、ぜひ、ご自分の姿勢を見直してください。
ただ、歪みは一般の方が見ても分からないことがほとんどです。
ぜひ、専門家にご相談ください。