「常識」だと思っていることが、実は体を悪くしているなんてことが結構あります。
こんにちは。
はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。
皆さんは、姿勢が正しいかチェックするときに
「壁」を使っていませんか?
いろんなところで姿勢をチェックするときは
「壁に背中をつけてチェックする」って
聞いたことありませんか?
踵から頭までピタッと壁につければオッケー!
腰に隙間があったり
頭がつかないと姿勢に問題がありますよーってやつです。
多くの方が
姿勢を正しくするなら「壁を使うといい」
と刷り込まれているようで、
当院にいらっしゃる患者様にも、初診時に聞かれることがあります。
患者さん「壁に背中をつけてやっちゃダメですか?」
私「ダメです!」
もちろん、その後理由を説明するんですが、
基本的にコチラから「壁立ちしないでくださいね!」なんて説明しないので、
聞かれなかった場合は「壁立ち」に触れることはないんですが、
先日、こんなことがありました。
2ヶ月目の検査まで終わられた患者さんのカウンセリングを行っていたのですが、
なかなか痛みが引かないようでした。
基本的には当院は痛みにフォーカスしません。
根本的な原因の解消ができれば痛みは自然と消えて行きます。
しかし、痛みが変わらないとなると
やはり何か問題があるはずです。
そこでもう少し詳しくお話を伺っていくと
やはりありました。
その患者さんは自主的に「壁立ち」を行っていました。
患者さんのやる気の現れなので素晴らしいことではあるんですが、
選んだ内容が良くありませんでした。
ここからは壁立ちをやってはいけない理由です。
確かに垂直で真っ直ぐな壁に体を合わせれば、体も真っ直ぐになりそうです。
ただ、人間の体は凸凹しています。
出てるところとへっこんでるところがあります。
特に「お尻」です。
壁立ちをする際に、出っ張ったお尻が邪魔をします。
お尻が出っ張っているので
壁にもたれようとすると、骨盤部分が前に押し出されてしまいます。
そうなると、「反り腰」になってしまいます。
反り腰は腰の負担が増えてしまうので、絶対的に避けるべき姿勢です。
先程の患者さんは、腰痛を治したいがために、自分から腰痛を引き起こす姿勢をとってしまっていたんです。
このように、
常識だと思っていることが、実は全く逆効果!なんてことがあります。
なので、患者さんにはすぐに壁立ちをやめて頂きました(^_^;)
皆さんも、メディアで見たことを鵜呑みにしないように気をつけましょう。