スポーツにおいて姿勢は重要か?
こんにちは。
はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。
多くの方が何かしらのスポーツをした経験をお持ちだと思います。
私の場合は小学生のころから柔道をやっています。
現在は子供も柔道を始めたので、子供たちの指導も少しやっています。
さて、柔道に限らずスポーツをするときに「姿勢」はどのような影響を与えるのでしょうか?
というか、姿勢が悪い程度で何か影響があるのでしょうか?
答えは「影響がある!」です。
分かりやすいもので言うと「スウィング」です。
スウィングが多い代表的なスポーツは、野球やゴルフですね。
スウィングをするときは体を捻って行うわけですが、
背骨一つ一つの動きに加えて、股関節の動きが重要になります。
股関節が正しく動くことで、体全体を最大限使ったスウィングをすることができます。
しかし、プレーヤーが「反り腰」だった場合。
骨盤が前傾してしまい、股関節がうまく動かずに
上半身から下半身への連動が途中で遮断されます。
こうなると
背骨の腰の部分が下半身の動きを代償しなければいけなくなります。
つまり、必要以上に大きな負担が腰にかかることになります。
一回のスウィングだけであればなんてことないでしょうが、
スポーツですから、繰り返さないといけません。
何度も何度もスウィングを繰り返すことで、その負担が徐々に蓄積していきます。
そのうちキャパシティーを超えてしまいます。
この時点で「腰痛」が発生します。
そして、こうやって起きた腰痛は非常に厄介です。
この負担は、スポーツを続ける限り腰にかかり続けるからです。
病院では痛み止めを処方され
「痛みが無くなるまで安静にして下さい。」
「また痛みが出たら来てください。」
と言われます。
整骨院や整体院では、
「腰の筋肉が張ってますね~。」
と言われて患部をマッサージして筋肉の緊張を緩めます。
そして、痛みが無くなったからもう大丈夫だ!と思って練習を再開します。
すると間もなく、再度痛みに襲われる・・・
スポーツ選手の場合、度々こういうことが起きます。
すでに理由はお分かりですね。
それは、腰に大きな負担がかかる原因を取り除いていないからです。
いくら腰の筋肉の傷が修復されて、腰痛が消えても
この場合、「反り腰」が改善しない限り
練習を再開するたびに腰に大きな負担がかかり続けます。
そして、残念なことにこの反り腰をはじめとした「姿勢の歪み」は
発見されることはほとんどありません。
放置されたままケガ・故障を生み続けます。
今回ご紹介したのは、一例に過ぎません。
競技によっても変わるでしょうし、その選手の姿勢によっても出現する症状は変わります。
腰痛や膝の痛み、首の痛み、肩・肘の痛み。
自律神経に影響する場合だってあります。
もし、お子さんや指導しているチームの選手がいつまでもケガが治らない、
あるいは、ご自身が腰痛のせいで大好きなゴルフを諦めてしまったという場合、
姿勢に問題がないかを疑ってみてください。
次回はスポーツで姿勢の歪みが起きる原因について書きたいと思います。