腰のどこが痛いの?

こんにちは。

はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。

 

皆さんは腰痛ってどこに起きると思いますか?

そりゃ腰でしょ?って言われると思いますが、

具体的に腰のどの部分に問題が起きるのか?

 

特にぎっくり腰は「腰の骨がズレる」イメージが強いのではないでしょうか?

それをバキッと戻したら元通り!みたいな。

 

はっきり言ってそんなことは絶対にありません。

なんでこんなイメージがついちゃったんでしょうね(笑)

 

実際のところ、「腰痛」と一言に言っても、原因は様々です。

腰の「骨」に問題が起きたのか?

「関節」に問題が起きたのか?

「筋肉」に問題が起きたのか

 

【骨に問題が起きる場合】

・圧迫骨折・・・多くは、骨がもろくなってしまった状態で尻餅などの大きな衝撃が加わって

      椎体と呼ばれる背骨の土台の部分が潰れてしまう。あるいは、長年かけて

      じわじわ潰れていっていつの間にか圧迫骨折のようになっていることもあります。

      最近ではいつの間にか骨折なんて言われれます。

・骨棘(変形性脊椎症)・・・加齢とともに背骨と背骨の間が狭くなることで、背骨同士がぶつかることで

            骨が欠け、欠けた部分は修復しようとするのですが「治すそばから欠ける」を

            繰り返すので、正常に治らずトゲができたようになったものを骨棘と言います。

・腰椎分離(すべり)症・・・腰椎の一部が繰り返し上下の腰椎とぶつかることで疲労骨折を起こし、

            構造上の連続性が絶たれた状態を分離症と言い、これが左右で起きることで

            背骨がずれてしまうことを分離すべり症と言います。

 

【関節に問題が起きる場合】

・椎間板の退行変性・・・主に加齢により椎間板が薄くなってしまうことです。

           腰痛で病院を受診してレントゲン撮影をするとよくこのことを指摘されますが

           特に、これ自体で痛みが出るなどの症状ははっきり言ってありません。

 

【筋肉に問題が起きる場合】

・筋・筋膜性の腰痛・・・腰痛と言われるものの約85%はこれです。

          難しい名前ですが、要するに筋肉に負担がかかり続けることで、筋肉を傷めることです。

 

 

現場でよく見るものを挙げました。

上にも書いたように、圧倒的に筋・筋膜性のもの、要するに筋肉の問題です。

骨や関節に問題が起きるのは、

筋肉に起きている問題を長く放置してしまうからです。          

 

腰が張ったような感じがしたり、

重く感じた時には要注意です。

痛みというのは異常を知らせるサインです。

しかも、これ以上は危険だよというサインです。

痛みが無いからと言って安心はできません。

 

安心できませんが、早め早めに対応することで骨や関節に問題が起きることは予防できます。

ちょっとでも違和感を感じたら日頃からケアを忘れないようにしましょう。