電気治療にはどんな効果があるの?
おはようございます。
はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。
今日は、腰痛などの治療の際に整骨院で良く行われる
「電気治療」について書いていきます。
電気治療と一言で言っても一種類ではありません。
低周波電流
中周波電流
高周波電流
に分けられます。
1~1200ヘルツの周波数を低周波
10000ヘルツ以上を高周波
その間を中周波と考えて頂ければいいと思います。
一般的に多く使われているのが低周波です。
効果としては、
・痛みやしびれの感覚を和らげる。
・筋肉を動かして血流を良くしコリを和らげる。
といったところでしょうか。
周波数が上がるにつれて皮膚への刺激を感じにくくなります。
つまり周波数が高いだけ、より強い電流を流すことができます。
電流が強ければ強いほど痛みを和らげる効果が高くなります。
ここからは電気治療の特性をもとに、どういった治療を受けるべきかを考えていきましょう。
電気治療の効果の持続時間ですが・・・残念ながら長くは続きません。
一時的に、「痛みの閾値(いきち)」を上げることで痛みを分からなくしているに過ぎないからです。
それでも、皆さんが一番困るのは「痛み」ですよね。
どこかしらが痛むことでお仕事や日常生活を通常通り送れなくなってしまうので
痛みを何とかしたいと思われると思います。
だから痛みを抑えるためにも電気治療は非常に重宝されます。
ですが、ここで少し考えてみてください。
電気治療は痛みを抑えるのに有効ですが、
そもそも、なぜ痛みが起こるのか?ということを。
電気治療はこの「なぜ」を無視して痛みを抑えるためのものです。
この「なぜ」を取り除くことが、本当の意味で痛みを取り除くことなる!というのは
もっとも単純でわかりやすいことですよね?
当院では痛みを無理やり抑えるのではなく、その原因を取り除くことで痛みを起こさないための施術を行っています。
当然、電気治療は基本的に行いません。
よほど痛みが強い場合は、超音波と高周波電流を組み合わせたものを使用することもありますが
必ず根本原因を解消する為の施術を行った上で行います。
その場で痛みだけを和らげたり取り除くということをやることで、
その時は患者さんからは感謝されるかもしれませんが、
のちのち、また痛みは出てきます。
それ以後の過ごし方などで期間は変わってきますが、必ず再発します。
そしてそれは必ずしも前回痛みが出たところと同じかというとそうでもありません。
腰痛を訴えていた人が、首や肩が痛くなるなんてことはいくらでもあることです。
なぜなら腰痛も肩こりも根本にある原因は同じだからです。
物事には必ず原因があります。
原因を放置しても、目の前の一時的な問題を見えなくするだけでヨシとされるのは
腰痛や肩こりくらいじゃありませんか?
日本でなぜかこれがまかり通っています。
皆さん、腰痛や肩こりに対する意識を変えていきましょう!