揉み返しって何?好転反応って何?

こんにちは。

はんだ整骨院・姿勢整体院の半田です。

 

皆さんは、整骨院や整体院に行ったときに

「揉み返し」という言葉を聞いたことはありませんか?

同時に「好転反応(こうてんはんのう)」という言葉を聞いたことありませんか?

 

揉み返しというのは、マッサージのような治療を受けた後に

治療を受けた箇所に筋肉痛のような痛みやダルさを感じることです。

 

で、好転反応というのは、揉み返しなどが起きたとき、あるいは起きる前に

治療する側から言われることが多い言葉なんですが、

「揉み返しが起きるかもしれませんが、これは【好転反応】と言って、

体が治っていく過程起きる反応なので痛みを感じたり、だるく感じたりしても心配ありませんからね。」

という使われかたをします。

 

「実際のところどうなの?」

ということで

揉み返しについてお話ししていきます。

 

揉み返しが起こりやすい条件として

①マッサージ治療

②「強い」マッサージ

③「長時間の」マッサージ

が挙げられます。

 

つまり「強さ」を「時間」がポイントなんです。

 

マッサージというのは、「筋肉」をほぐすことです。

筋肉に強い外力を加えるので筋肉繊維が傷つきます。

 

しかもそれが長時間続くことでより深く筋肉が傷つきます。

当然、体はこの傷を修復しようとします。

 

人間の体は怪我などの「傷」を修復する際に「炎症」というものが起きます。

この炎症が起きる過程で「痛み」が起きます。

 

お分かりいただけましたか?

 

要するに、揉み返しは「治療によって傷ついた筋肉が治っていく過程で起きるもの」なので

患者さんが困っている症状(腰痛や肩こりなど)が治っていく過程で起きるものではありません。

 

ただ、「揉み返し」が治まった後には、一定の鎮痛効果があるので

痛みを感じなくなることで「治った」と勘違いしてしまうのです。

 

そして、一時的に出てしまう「痛み」は治療院にとっては都合が良いものではありません。

その後の鎮痛効果があると言っても、

やはり一定数の患者さんが「治療を受けたら余計に痛くなった」と感じてしまうからです。

 

だから

これから起きる可能性のある「揉み返し」と言われるものを

「好転反応」というなんだか良さそうな感じの言葉を作ってあらかじめ伝えておきます。

そうすれば、患者さんも勘違いしませんし、安心してまた来院することができるわけです。

 

以上が

「揉み返し」と「好転反応」についてです。

 

一時的に痛みをごまかしたり、リラクゼーションとしてならまだしも、

「治療」することが目的の場合、

私はマッサージの類の方法はお勧めしません。

なぜなら対症療法にしかならないからです。

 

根本的な原因を見つけ出して改善し

再発しない体づくりをすることが当院の治療方針です。

 

対症療法は問題の先送りにしかなりませんからね。

しかも問題は大きくなって何度も皆さんに降りかかってきます。

 

将来の大きな問題を小さいうちに解決することが私の役目だと思っています。